地震保険
「地震保険」とは
- 「火災保険」では補償されない、地震/噴火/津波など、地震が原因で家屋や家財に生じた損害を補償する保険です
- 『国』が支払保険金の確保をバックアップする仕組みで、〈国と民間の損害保険会社の共同運営〉によって、成り立っています
- 実際の損害額を補償する他の損害保険とは異なり、必要額が補償されるわけではありません
- 広い地域で被害が出た地震の場合、補償額が減額される場合もあります
- 発生日から10日経過後に生じた損害などについては、保険金が支払われません
保険金が支払われる場合
- 地震による倒壊、破損
- 地震によって生じた火災による焼損
- 津波によって生じた流失、倒壊
- 噴火にともなう溶岩流/噴石/火山灰や爆発によって生じた倒壊、埋没
- 地震や噴火の結果生じた土砂災害による流失、埋没
- 地震によって、河川の堤防やダムが決壊し洪水となったため生じた流失、埋没
保険の目的(対象)
- 「居住用建物」および「家財」に限られています
- 『居住用建物』とは…建物の全部または一部で、現実に世帯が生活を営んでいるものをいいます
- 事業用の建物や什器などは、対象になりません
- 「家財」のうち、以下の物などは、対象になりません
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- 通貨、有価証券、預貯金証書、印紙、切手
- 自動車1個(1組)30万円を超える貴金属/宝玉/宝石、書画、骨董、彫刻物、
- その他の美術品
契約について
- 単独では、契約できません→必ず、「火災保険」にセットして契約します
- 「火災保険」の申込書に…「地震保険」の契約について確認する欄(『地震保険ご確認欄』)…があります→「地震保険」を希望しない場合は、この欄に押印します
- 契約期間は、1年~5年です
- 「火災保険」の契約期間の中途からでも、加入できます
「地震保険」に関する法律
- 「地震保険」は、被災契約者の生活の安定に寄与することを目的としています
- 「地震保険に関する法律」では、保険金額について、以下の条件を設けています
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- …火災保険契約の30%~50%の範囲内で、契約する
- …契約できる限度額は、建物-5,000万円/家財1,000万円
- 「地震保険」の補償額は「火災保険」の半分以下ですが、保険料は、ほぼ倍額になっています
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地震保険と火災保険を深く.